風俗の基盤とは?円盤との違い・本番をせずに稼ぐ対策
風俗嬢として働いている人、風俗嬢に興味のある人の中には、「基盤」という単語を耳にしてどのような意味なのか疑問を抱いている人もいるでしょう。基盤は主にデリヘルで使われる隠語の1つです。風俗用語としての基盤の意味が分からないまま、お客さんからの誘いに応じると、トラブルに巻き込まれるかもしれません。
そこで当記事では、風俗業界における基盤の意味や円盤との違い、基盤・円盤が違法行為の理由、基盤・円盤が行われている理由などを解説します。基盤を持ちかけられたときの対処法も押さえておけば、いざというときに自分の身を守れるでしょう。
1.風俗の基盤とは?
風俗における基盤とは、料金なしで本番行為(セックス)を行うことを意味する言葉です。基盤はネットスラングであり、本番行為ができる女の子のことを「基蟻(基盤あり)」、本番行為ができない女の子のことを「基梨(基盤なし)」と表わします。本番行為ができる風俗嬢を「基盤嬢」と呼ぶこともあります。
詳しくは後述しますが、基盤は禁止行為の1つです。店舗側や警察に本番行為を行っていることが知られないよう、「本番」から「一」を引いた「木番」の変換である「基盤」がネットで使われるようになりました。
1-1.基盤と円盤の違い
「円盤」も基盤と一緒に使われることの多いネットスラングの1つです。基盤が追加料金なしで本番行為を行うのに対し、円盤は追加料金ありで本番行為を行うことを指します。本番行為をするのにお金(円)を支払うことから、「円盤」と言われるようになりました。円盤を行う風俗嬢は「円盤嬢」と呼ばれることもあります。
また、基盤はサービスの一環として、円盤はお店の稼ぎにプラスαの収入として行われることも、基盤と円盤の違いに挙げられます。
2.風俗の基盤・円盤は違法行為!
別途料金をもらう・もらわないに関わらず、性風俗店において基盤・円盤は禁止行為として定められています。その理由は、風俗店における本番行為は売春防止法に抵触する恐れがあるためです。売春防止法では、対償を伴って性交することを禁止しています。
(定義)
第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。(売春の禁止)
第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
引用:e-Gov法令検索「売春防止法」引用日2022/04/12
また、売春防止法は売春を行う場所の提供も禁じており、風俗店で売春が行われると「売春の場を提供した」とみなされる恐れがあることから、風俗店において本番行為は原則禁止です。しかし、中には裏オプションとして本番を推奨している風俗店が一部存在します。本番行為を許可している風俗店は違法店であり、警察に摘発されると風俗嬢も逮捕されるかもしれないので、違法店で勤務することは絶対に避けましょう。
3.風俗の基盤・円盤が横行している理由
基盤・円盤は多くのお店が禁止しており、法律に抵触する恐れのある違法行為です。にもかかわらず、基盤・円盤をする風俗嬢、基盤・円盤を持ちかけるお客さんはいます。法律違反なのに基盤・円盤が行われている風俗事情には、2つの理由が考えられます。1つは風俗嬢側の金銭的な事情、もう1つは男性側の勘違いです。
3-1.料金相場が1万円前後で収入が増えるため
基盤ではお金のやり取りは発生しませんが、円盤ではお客さんから別途料金をもらいます。円盤の料金相場は約1万円と言われており、そのまま風俗嬢の収入になるため、「もっと稼ぎたい」という思いから円盤をする人もいます。
しかし、基盤は料金なしで本番行為を行うことから、「稼ぎにならないのになぜ基盤を行うのか」と疑問に思う人もいるでしょう。基盤では、お客さんのリピートや指名の獲得が目的の場合もあります。
風俗では、指名が入るとその指名料の何割かが風俗嬢の手取りになる料金システムです。そのため、指名が増えれば増えるほど、風俗嬢の収入も大きくなります。しかし、女性が全員人気嬢になれるとは限らず、中には指名をもらうのに苦労する人も少なくありません。そこで、お客さんに「あと○回来てくれたらいいよ」「次に指名を入れてくれたらOK」などの条件を持ちかけ、指名につなげる人もいます。
3-2.風俗=本番OKと思っているお客さんがいるため
風俗では本番行為は禁止ですが、「風俗は本番ができる」という誤った情報が流れているために、お客さんが勘違いをして風俗嬢に基盤や円盤を持ちかけるパターンもあります。お客さんがそうした勘違いをするのは、掲示板や口コミサイトに書かれている「あそこは本番ができる裏風俗」「本番OKの噂がある」などの情報を鵜呑みにしているためです。
とはいえ、「本番行為ができればラッキー」と軽い気持ちで風俗嬢を誘うお客さんがほとんどなので、基本的には風俗嬢が断れば引いてくれるでしょう。しかし、中には本番行為を目的に風俗に来店し、執拗に基盤・円盤を要求する人も存在します。あまりにもしつこく本番行為を迫られるために、仕方なしに基盤・円盤に応じる風俗嬢もいるでしょう。
本番行為を要求されてもうまくあしらうことができればよいですが、風俗客が高圧的な態度に出たり脅したりした場合、拒否することは簡単ではありません。自分の身に危険が及ぶときは、基盤・円盤をするのではなく、お店のスタッフを呼ぶなど適切に対処することが大切です。くれぐれも基盤・円盤の要求に応じないようにしましょう。
4.風俗嬢として基盤なしで働くための対策
収入が増えることに魅力を感じたり、お客さんをあしらうことを面倒に思う人もいるかもしれませんが、基盤・円盤は違法であり絶対に提供してはなりません。しかし、基盤なしで働くにはどうすればよいのか分からない人もいるでしょう。ここからは、風俗嬢が基盤をせずに働くための対策を2つ解説します。
4-1.基盤・円盤を持ちかけられても断る
基盤・円盤を持ちかけられたらまずはやんわりと断り、それでもお客さんが引き下がらない場合には毅然とした態度で対応するようにしましょう。お客さんの多くは軽い気持ちで聞いているだけなので、最初から強く断ると場の雰囲気が悪くなる恐れがあります。そのため、「お店からダメと言われているんです」「本番はできないんでほかのプレイで頑張ります」と、笑顔で優しく伝えることをおすすめします。
優しく断ってもお願いされる場合は「店長に聞いてみましょうか?」と聞いてみる方法も効果的です。そうした断りも通じないお客さん、何度もしつこく本番交渉・本番強要をするお客さんには、「プレイを中断します」「本番行為はサービスに含まれていません」と淡々と強気で断るようにしてください。
4-2.本番行為のリスクが低いジャンルを選ぶ
風俗と一口に言ってもさまざまな種類があり、中には本番行為のリスクが高いジャンルも存在します。特に、「援デリ」「本サロ」などは基盤・円盤が当たり前となっている違法風俗の可能性があります。援デリや本サロのスカウトを受けても、断るほうがよいでしょう。
反対に、デリヘル・ホテヘルの多くは健全な経営が行われており、営業用のホームページにも「本番行為は禁止」と明記されています。デリヘルはお客さんの希望する場所に派遣される風俗、ホテヘルはお客さんと一緒にホテルに向かう風俗です。ホテヘルの場合はデリヘルのような長い移動時間はないため、効率的に稼げることで人気です。接客の流れやポイントをまとめたマニュアルがあるホテヘルであれば、基盤・円盤をリクエストされた際の対処法も学べるでしょう。
まとめ
基盤は風俗で料金なしで行う本番行為を、円盤は料金ありで行う本番行為を指します。「給与にプラスして稼げる」「風俗は本番ができる場所と思い込んでいる」などの理由から、基盤・円盤を行う風俗嬢やお客さんもいます。しかし、基盤・円盤は多くの風俗店で禁止されている違法行為です。
基盤・円盤を要求された際は優しく断り、時には毅然とした態度で対応するようにしましょう。基盤・円盤リスクの低い風俗ジャンルを選ぶことも有効です。スパークは、大阪の日本橋・梅田にあるホテヘルです。女の子にとって働きやすい環境を整えていますので、お気軽にご応募ください。